卒論のヒントを求め…
今日は卒論の結論部のヒントを求め、名古屋港水族館へ…
なんて、嘘です、遊びに行きました。

実に9年ぶり2度目の名古屋港水族館。
3・4階は一面が砂浜になっていたという記憶しか残っていなくて、
後で名古屋港はウミガメの飼育に熱心で、ウミガメ産卵のための施設だったと知りました。
それなのに、入館したら、そんな昔の面影がどこへやら。
入り口では大きな水槽にいるイルカが出迎えてくれました。
予めHPで大体のコトは把握していたので、急いでメインプールへ。
途中、ベルーガのトレーニング兼身体検査の様子を見守り、
イルカショーのために席取り。それにしても今日は寒かった!
イルカショーの後はシャチのトレーニングが行われたのだけれど、
シャチを見てしまうと、イルカの体がいかに小さいかが分かる。
同じようにジャンプをしても、
全然迫力が違う。水しぶきが違う。プール全体が波打つ。
また、シャチの白黒の体がスマートで、一目惚れ。
シャチのクーちゃんに会うために、また行きたいな、ってな気持ちにさせられました。

イルカショーでは、水上・水中を映すカメラの2台とスクリーンを利用して、
イルカの水中の動きも水上の迫力も、両方楽しめるような工夫がなされていた。
また、ショーの最中はスクリーンとガイドを使って、
イルカの体の特徴(音を出す仕組み)や、海に関する知識(水圧や海中の光の話)を解説。
単にショーを楽しむだけでなく、教育的効果を狙ってるみたい。
http://www.nagoyaaqua.jp/life/dolphin/20040929_1/index.html

シャチのクーちゃん、和歌山にあるくじらの博物館から3年前に来館。
あまり研究が進んでいない、シャチの繁殖活動を推進するため、5年契約で借り受けたそう。
シャチは当館にクーちゃん一頭だけ。
あの大きな体を見れば、一頭飼育するだけでも飼育は大変なのだろうと容易に分かる。
身体検査や運動不足解消のために行われているのが、トレーニング。(決してパフォーマンスではなくて。)
クーちゃんの健康のために実施していることなので、
体調がすぐれない等の問題がある時はやらないコトもあるそう。
http://www.nagoyaaqua.jp/life/grampus/20040217/index.html

江ノ島水族館の飼育員さんにも聞いた話だけれど、
イルカのショーも、実はイルカの健康のため、という側面が強い。
彼らの頭の良さが、返って単調な飼育生活を退屈させる。
また、小さな水槽内では運動不足になる。
それらの問題を解消するために、ショーを行っている。
毎回ショーの内容を少しずつ変え、イルカが飽きないような工夫もしている。

結局これも、環境エンリッチメントなんだよなぁ。
エンリッチメントの取り組みを、お客さんに見せて楽しませる。
だけど動物には無理をさせない。体調がすぐれなければ中止をする。
動物にとっても必要なコトとお客さんが楽しめるコトを両立させてる。
こういう取り組みが、動物園でももっともっと必要なんよね。

 
友達とはその後、名古屋港周辺を散策。
日が落ちて、気温がグッと下がり、震えました。
観覧車なんかに乗ってしまったら、
風でゴンドラが揺れ、またその高さに怯え、しんけん怖かった。。。
観覧車でこんなにビビッたのは初めてでした。

さぁて、今日の出来事も踏まえ、明日から再び卒論に戻るでっ!!

*写真は今日のベストショット☆
 ジャンプをしてボールにタッチした、シャチのクーちゃん♪

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