東山動物園視察で満喫♪
今日は卒論研究と称して東山動物園に行ってきました♪
老朽化がひどそうだから、最初からなめていたのだけれど(失礼)、
これがかなり楽しくて、とっても満喫してしまいました♪

いろいろと都合もあって、正午に到着。
動植物園で500円、+タワーだと650円という、公共施設ならではのお値段で入園。
すぐさま、入り口の噴水付近でお昼にしました。

ちょっとトイレ…と思って、近くにあったトイレへ行ってみると、
女子トイレの入り口付近に注意書きが。

このトイレは園内で一番古く、女性の方(特にお子様)には、大変使いづらい形のものがあります。
できれば、他のトイレをお使いくださいますようお願いします。


エェー!!!!
トイレに使用拒否されちゃったよ!!!!
この注意書きがよっぽどショッキングだったので、
肝心の「使いづらい形のもの」を見忘れちゃったよ!!!!
(次回来園時、要確認!)

その後、動物の生態や食事、排泄等が子供に分かりやすく展示されている、資料館へ。
パネルがとっても古いせいで、色あせていて、肝心の写真が見えません。
東山の歴史を感じながらも、そのオンボロさに苦笑い。
動物の豆知識を試す、クイズの機械(よく博物館なんかにあるヤツ)も設置されていたのだけれど、
映像や音声がやたら古くて、これまた苦笑いしつつ、全問チャレンジしてみました。

そうやって「古い、古い」と毒を吐きながらまわっていると、
後からやってきた男の子が、そのクイズの機械に真剣にチャレンジしてました。
問題に正解したのか、『ヨッシャ』とガッツポーズ★の彼。
子供にとって、古い・新しいは評価基準じゃなくて、
それが楽しいか否かが肝心なんだと気付かされました。

その後、炎天下をダラダラと動物巡り。
周りは子連れの家族や高齢の方、そして意外にカップルが多い。
ゾウやバクの檻の手すりには、手作りのプレートがかけられ、
ゾウの口の中の写真や一日に食べるご飯の量、
バクのうんちや地肌の色を、子供たちに分かりやすく案内。
ところどころの動物で、こんな手作りプレートを見かけて、微笑ましい気持ちになりました。

そこでたまたまやってきたペンギンの場所。
皇帝ペンギン、イワトビペンギン、フンボルトペンギンの3種が、
自分の好きなように突っ立ったり、泳いだりしてました。
ふと、隣りを見ると、
明らかに、一般の客ではなさそうな視線を投げているおじ様が。
「飼育員の方ですか?」
と声をかけてみました。

聞きたいコトが次から次へと沸いてきて、しばらくおじ様の話を聞かせてもらいました。
ペンギンの数(30羽くらい)、種類(3種)、エサ(ホッケ、カワサギ?)、
飼育員の方の勤務時間や動物の配置等。

市営動物園なので、ここで働いている飼育員の方たちは公務員。
動物園の開園時間は9時−16時半、
そのため飼育員の方たちはだいたい8時ごろに出勤、17時過ぎに退勤らしいです。
動物の食事は一日2回、3時を過ぎると猛獣たちから室内の檻に移し始め、
閉園までに野外檻の掃除。
夜間は誰もいなくなるらしい。
詳しく分からないのだけれど、そういう決まり?らしい。
園内の動物の配置については、てんでばらばら。
古いだけあって、後から増えてきた動物を空きスペースに置いていった感じだそうで、
今後の課題だとおっしゃってました。
そこですかさず、リニューアル計画の話を振る。
動物園の事務局が中心になって計画を練っており、
専門家や飼育員の意見を反映させようとしているらしい。
おじ様は「飼育員の声を聞こうという姿勢?」に、とりあえず肯定。

話をした率直な感想…。
動物に対する愛情みたいな、そういうものはあまり感じられなかった。
動物好きで、飼育員という動物園勤めの公務員になったのか、
ただ単に公務員から、飼育員という動物園勤めになったのか、
その辺も気になります。
閉園時は飼育員がおらず、動物が室内にいるコトも気になる。
動物が屋外にいるのは6,7時間。
あとは狭い独房で一人っきり。
ホッキョクグマが行ったり来たりの反復行動をするように、
ヒョウやクマたちも行ったり来たりしてました。(ストレス?)
全体的に感じたのは、余裕が無い。
動植物園両方を兼ねて500円は安すぎます。
あれだけの動物がいて、飼育が難しいコアラまでいて、
それで一日の入園者数が何人か知らないけれど、
明らかにエサ代すらまかなえていません。
飼育員の方たちにそのしわ寄せがいって、一人で何種もの動物を見てるのかな??
次回、要確認。

でも、おじ様がペンギンにエサをやり始めると、
そこら辺に散らばっていたお客さんが一斉に集まり、
おじ様を注目しながら、シャッターをきりながら、真剣でした。
エサをやるだけで、これだけの人間が一度に集まるのだから、
もっともっと、可能性はあるはず。

動物園北園へ行くと、遊園地コーナーに。
ものすごく年代物です。レトロです。
ほとんど動いていません。淋しくまわる観覧車が虚しいです。

12時に入園してから4時間半でとても全部の動物を周りきれないと気付き、ペースアップ。
ヤギやトナカイ、フラミンゴたちの柵の手前には、野犬進入防止柵が。
足が細くてひ弱そうなフラミンゴまで屋外放牧で、大丈夫なんか…!?

そして今度はゾウのエサやりに遭遇。
担当飼育員の方が親切な人で、
子供が近くの親に向かってした質問が聞こえたらしく、
その質問に答えてくれた。
その様子を見てすかさず、「どんなエサをやってるんですか?」と聞いてみると、
持っていたバケツからエサを取り出して、一つ一つ説明。
ただ、これだけのコトだけれど、お客さんにとっては新たな発見。
こういう「発見」が、もっともっと溢れていたら楽しいのにな。

また、キリンやコアラの飼育場には、飼育員からのメッセージがホワイトボードに。
最近生まれた赤ちゃんの様子やその動物の行動など。
こういうコトって、毎日見てる飼育員だからこそ知っているコト。

なんとかかんとか、有名どころのコアラにキリン、ゴリラ、オランウータンを見るコトができ、
時刻は間もなく4時半。
っと、そこへ子供の騒ぎ声が、アシカの方から…。
どうやら飼育員さんがエサの入ったバケツを子供にゆずり、
嬉々とした子供たちが手に魚を持って、アシカの水槽へ投げ入れてました。
『私もやりたい!』
っとバケツへ近寄るも一足遅く、目の前にいた男の子に魚を全部取られてしまいました。ガッカリ。

植物園はあきらめ、土産にぬいぐるみを買ってスカイタワーへ。
上空約200mから市内を展望。
東山は、ビルや住宅が所狭しと並ぶ市内の中で、周囲を森に囲まれ、
砂漠の中のオアシスでした。
目をこらして見ると、さっきまでいたホッキョクグマやアシカの飼育場。
本当にちっぽけに見える。
疲れと空腹で、一度落とした腰を持ち上げるコトは出来ず、
しばらく座りながら、今日一日を振り返り。

…と一旦中断。続きはまた。

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