読みきりました、ワイルド・スワン。
清朝の滅亡後、著者の祖母・母・本人の視点から語られる中国共産主義。
高らかな理想の裏にある、毛沢東の個人的欲望。
人間の嫉妬や怨恨を巧みに利用し、好戦的な世を築く。
文盲である農民・労働者こそ尊敬されるべきだとされ、知識階級を餌食に叩きのめす。
自分の発した一言で足を引っ張られ、被害者になる世の中、
誰もが本心を隠し、猿芝居をうって身を保たせるよう必死。
加害者が途端に被害者となり、被害者が途端に加害者となる社会。
今の時代に生きる私には、とても理解できない社会でした。
壁に耳あり障子に目あり。誰に足をとられるか分からない世の中で、
ただただ身内だけでも生活していけるように、社会の流れのままに流される。
そんな中で「魂は売らない」と主張した著者の父は、とても立派だと思った。
(でもそんな父を持った家族は彼を憎んで当然だと思う。
それなのに家族愛を持って父を励まし続けた家族にも尊敬。)
経済的パートナーとして欠かせくなった中国の歴史を、知ることができました。
清朝の滅亡後、著者の祖母・母・本人の視点から語られる中国共産主義。
高らかな理想の裏にある、毛沢東の個人的欲望。
人間の嫉妬や怨恨を巧みに利用し、好戦的な世を築く。
文盲である農民・労働者こそ尊敬されるべきだとされ、知識階級を餌食に叩きのめす。
自分の発した一言で足を引っ張られ、被害者になる世の中、
誰もが本心を隠し、猿芝居をうって身を保たせるよう必死。
加害者が途端に被害者となり、被害者が途端に加害者となる社会。
今の時代に生きる私には、とても理解できない社会でした。
壁に耳あり障子に目あり。誰に足をとられるか分からない世の中で、
ただただ身内だけでも生活していけるように、社会の流れのままに流される。
そんな中で「魂は売らない」と主張した著者の父は、とても立派だと思った。
(でもそんな父を持った家族は彼を憎んで当然だと思う。
それなのに家族愛を持って父を励まし続けた家族にも尊敬。)
経済的パートナーとして欠かせくなった中国の歴史を、知ることができました。
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