こんな時間に更新するのもあれなんですが、
言いたいコトがあったので、イソイソとアップ。

先週金曜日のとくダネの特集(教育関連)でこんなコトを聞きました。
 今の学校では「将来の夢は何?」という教育がなされているけれど、
 僕は将来の夢を持っていなくて、持っていないこと自体がトラウマだったんですね。
わっ、私と同じコト感じてた人がいるんだ!
そう思いました。

実際今でも将来の夢って聞かれると困るんだけれど、
これまでずっと、「将来の夢」ってヤツに悩まされ続けてきました。
いつも答えられなくて、
小学生の頃は中学になったら見えてくるだろう、と、
中学生の頃は高校になったら見えてくるだろう、と、
高校生の頃は…大学どぉしよぉ…と思いつつ進学しました。
それでやっとその時、思ったんです。
このまま考えてたって、どーせ見えてくるわけない!って。
これまで散々考え続けてきたけれど見えなかったんだから、
大学入ったからって、見えてくるもんじゃないって。
だから大学入ったら、興味を持ったコトにとことん走ってみようって。
少しでも興味を持ったら、そこから将来が見えてくるかもしれないって。
それで大学入って最初の長期休暇にフィリピンに行ったわけです。
その後も北海道行ったり、全国ぶらぶら一人旅したり。

それで見えたのか?って聞かれたら、答えはノーなんだけど。

でもね、別に将来の夢なんて、持たなくていいじゃないって思うわけです。
そんなの、分かんないもんは分かんないもん。
仕事したコトもないくせに、あぁだこぉだと、好きに理由付けらんないよ。
会社の志望動機って、一番困るんだよね。(笑)

で、教育の話に戻すと、
小中学生の段階で、夢なんて決める必要ないと思うんだよね。
そんな社会知らない子供に、彼らの見える範囲内で夢を決めさせちゃったら、
彼らの可能性を狭めてしまうやん。
サッカー好きだからサッカー選手を志す純粋な小学生は良いけれど、
中学生になったら、自分のサッカー技術に限界があるって気付いて、現実的になるでしょ。
その時、それまでサッカー選手を志していた少年はどーなっちゃうんやろ。

だから、「夢」という形で将来を限定してしまうんじゃなくて、
子供時代は、いっぱーい仕事を見て知ってほしいと思うの。
例えばサッカーを例にしたって、
選手が履くスパイクやユニフォーム、ボールを作るスポーツ用品メーカー、
チームの監督や試合の審判員、
選手のヘルスケアをする人、チームのスポンサー企業、
グラウンドを整備する人、選手の記事書いたり写真を撮る人、
それはもう、いっぱーい仕事があると思うのです。
だから子供時代は「夢」という形で未来の可能性を狭めず、
いろんな仕事があることを知って、可能性を広げておいてほしいと思うわけです。

まさに「将来の夢を持とう!」の教育から「たくさんの仕事を知ろう!」の教育への変革です。

 
前に日記にも書いたけど、
就活をしていて一番学んだことは、「正解なんて無い」てコト。
仕事をする上でのスタンスや考え方って、ホント様々で、
どれが正しいとかって、無いんだよね。
要は、自分が出した答えにどれだけ納得できて、どれだけ楽しめるか、なわけです。
だから今回も、
夢を持つコトが正しいとか正しくないとか、そういうのって無いんだと思う。
夢や目標を持って、イチローみたいに大リーガーになっちゃう人もいれば、
人生の流れに身を委ねて、それはそれで充実した人生送っちゃう人もいるんだと思う。
それで良いと思うんよね。

今やりたいコトが見えない。ならそれで良い。
うん、それで良いと思うんだよね。
んなもん、働いたコトもない人間が、見えなくたって仕方ないって。

こんな思いを端的にESに書こうと思います。

藤原和博先生
http://www.yononaka.net/
http://www.13hw.com/interview/interview01/01_01.html

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