プロセスマネジメント
2006年3月17日 就職・転職今日は今話題の会社に行ってきました。最終面接です。
ここの選考はとにかくステップが早くて、
そんなに突っ込んだ質問もされず、
一体何を基準に選考をしているのか、疑問に思っていました。
そこで、今日の場で、一人の学生が質問をしました。
「何を基準に選考をなさっているのですか?」
答えは「なんとなく」だそうです。
言葉で説明できないけれど、話を聞いている内に、
頭の中であみだくじの様に、その人の適正が見えるんだと。
…なんじゃそりゃ。
この会社の面接のパターンは、事前にプレゼンのお題目が設定されて、
その内の一つを選んで時間以内にプレゼンをしなきゃなんない。
今回のお題目の一つが、愛の告白について。
このテーマ、今日担当した役員が酒を飲みながら決めたもので、
本人は「誰がこのテーマ決めたっけ?」と、自身で言い出したコト自体を忘れていた。
要は、内容は何でも良い感じ。
成果主義、実力主義で評価をする会社だと聞いたけれど、
こんなあいまいな基準で、一体何を評価してるってんだ!?
…と、夜ラーメンを食べた後に思ったのさ。
一番簡単な評価方法は、数字。売り上げです。
でも数字を評価基準に掲げると、問題が出てきます。
それは、なかなか売り上げが上がらない社員に対して、
「お前、売り上げ低いぞ!上げてこい!!」と、頭ごなしの指導がなされます。
計算ドリルやっていて解けない問題でつまづいている生徒に、
「お前、計算できてないぞ!よく考えろ!」と、
答えも見せずに指導するのと同じです。
たとえ、答えの数字を見せられたところで、
この生徒はまた次の問題でつまづきます。
要は、問題を解くステップ・プロセスを理解しなくちゃ問題は解決されない。
上司がいくら「売り上げ上げてこい!」と指導したところで、
社員はどうやって売り上げを上げたらいいのか、
売り上げを上げるステップ・プロセスが分からないから、問題は解けないわけです。
目標ばっかり掲げて、それを達成するプロセスを明らかにしない。
そんな組織の中で成功できるのは、ホントにわずか。
個人の能力に任せるんじゃなくて、組織がプロセスを伝授してくれれば、
ほとんどの人が目標達成ができるっていうのに、
プロセスを明示するコトは、目標を掲げるよりも難しいコトだからね。
こういう問題組織って、きっと社会にいっぱいあるんだろうなぁ。
私の大学もその一つ。
これまでの学生がなかなか語学力が上がらなかったから、
これから入学する学生に対し、卒業条件としてTOEFL500点を課した。
そんだけ。
あーた、今までの学生が取れなかったスコアを、
同じ授業・同じシステムの中で、新入生が達成できるわけがない。
個人の能力に依存する属人的な組織は、
個人は不幸だし、安定的な経営が見込めない。
だからマニュアルが必要なんだって言うわけです。目標達成の最低ラインとしてね。
というわけで、今日受けた会社も見えました。
キツイノルマ、ノルマに振り回され夜な夜な営業、体壊す。
いくら将来性がある会社だって、体壊したら終わりです。
ここの選考はとにかくステップが早くて、
そんなに突っ込んだ質問もされず、
一体何を基準に選考をしているのか、疑問に思っていました。
そこで、今日の場で、一人の学生が質問をしました。
「何を基準に選考をなさっているのですか?」
答えは「なんとなく」だそうです。
言葉で説明できないけれど、話を聞いている内に、
頭の中であみだくじの様に、その人の適正が見えるんだと。
…なんじゃそりゃ。
この会社の面接のパターンは、事前にプレゼンのお題目が設定されて、
その内の一つを選んで時間以内にプレゼンをしなきゃなんない。
今回のお題目の一つが、愛の告白について。
このテーマ、今日担当した役員が酒を飲みながら決めたもので、
本人は「誰がこのテーマ決めたっけ?」と、自身で言い出したコト自体を忘れていた。
要は、内容は何でも良い感じ。
成果主義、実力主義で評価をする会社だと聞いたけれど、
こんなあいまいな基準で、一体何を評価してるってんだ!?
…と、夜ラーメンを食べた後に思ったのさ。
一番簡単な評価方法は、数字。売り上げです。
でも数字を評価基準に掲げると、問題が出てきます。
それは、なかなか売り上げが上がらない社員に対して、
「お前、売り上げ低いぞ!上げてこい!!」と、頭ごなしの指導がなされます。
計算ドリルやっていて解けない問題でつまづいている生徒に、
「お前、計算できてないぞ!よく考えろ!」と、
答えも見せずに指導するのと同じです。
たとえ、答えの数字を見せられたところで、
この生徒はまた次の問題でつまづきます。
要は、問題を解くステップ・プロセスを理解しなくちゃ問題は解決されない。
上司がいくら「売り上げ上げてこい!」と指導したところで、
社員はどうやって売り上げを上げたらいいのか、
売り上げを上げるステップ・プロセスが分からないから、問題は解けないわけです。
目標ばっかり掲げて、それを達成するプロセスを明らかにしない。
そんな組織の中で成功できるのは、ホントにわずか。
個人の能力に任せるんじゃなくて、組織がプロセスを伝授してくれれば、
ほとんどの人が目標達成ができるっていうのに、
プロセスを明示するコトは、目標を掲げるよりも難しいコトだからね。
こういう問題組織って、きっと社会にいっぱいあるんだろうなぁ。
私の大学もその一つ。
これまでの学生がなかなか語学力が上がらなかったから、
これから入学する学生に対し、卒業条件としてTOEFL500点を課した。
そんだけ。
あーた、今までの学生が取れなかったスコアを、
同じ授業・同じシステムの中で、新入生が達成できるわけがない。
個人の能力に依存する属人的な組織は、
個人は不幸だし、安定的な経営が見込めない。
だからマニュアルが必要なんだって言うわけです。目標達成の最低ラインとしてね。
というわけで、今日受けた会社も見えました。
キツイノルマ、ノルマに振り回され夜な夜な営業、体壊す。
いくら将来性がある会社だって、体壊したら終わりです。
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