0時からのラジオ番組「ジェットストリーム」は私のお気に入りです。
今日はジブリ映画「ハウルの動く城」のサントラ「人生のメリーゴーランド」を聴いてうっとり。
久石譲さんの音楽、大好きです。
今回もピアノの音が素敵で、何かが起こりそうなわくわく感、
ふんわりした感じ、細々したトコを何かが駆け込む感じ、
ジブリに起用されてるからか、どこか子供じみているけれど、
一方でどこかシックで落ち着いた、大人の匂いが混ざっていて。
魅せられました。

 
今日のNHKクローズアップ現代は、
ノーベル平和賞を受賞したマータイさんについてのインタビューでした。

去年、アフリカ女性として初のノーベル平和賞となったケニアの環境保護運動家、ワンガリ・マータイさん(64)。今月、来日し京都議定書の発効記念行事などに参加する。農家の娘だったマータイさんは、かつてケニアの30%を覆っていた森林が2%程度まで激減するという環境破壊に対して、30年前にNGO「グリーンベルト運動」を組織、時に激しい弾圧を受けながらアフリカ全土に3000万本の植樹をするまでに成長させた。また森林破壊をもたらす元凶は貧困として、女性の自立や紛争の解決にも奔走、日本がケニアで建設を進めるダムを不要として反対するなど、第三世界に適合する支援のあり方を求めている。


2002年まで24年間の独裁政治が続いたケニア。
政府は国民が知らない陰で、自分の私腹を肥やすコトばかり行っていた。
国が森林伐採し、その土地に新しい住宅地を作り、家を売って利益を作る。
そんなコトが国民の知らない間にまかり通っていて、
その犠牲は結局国民に回ってくる。

ケニアでは、9人以上からなる集会を開いてはいけないらしく、
そうやって国民を「無関心」にする、
もっと言えば、教育環境を整えず国民の知識を下げ、
国の行っている横暴な政治に口を挟ませないシステムを作り上げている。
マータイさんは、森林破壊の理由の一つとして、ケニアの独裁政治を挙げ、
民主主義運動に積極的に携わってきた。

国民が「無関心」でいるコトによって、
国の行うコトが特定の人物だけの利になる可能性があるコト。
無関心でいるコトが一番タチが悪いんだと、再認識した夜でした。うーん。

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