大人に近づいてゆく私。
2004年9月11日今日は本棚の整理。
ほとんどはかどりません。(苦笑)
埃をかぶって、鼻水がとまりません。(涙)
夜の電車の中で、一人のセーラー服を着た小柄な女の子を見かけました。
投げ出した脚の間に鞄を置き、座席の隅で手すりに疲れた体を寄りかけ、
寝ているわけではなくて、その瞳を開いて、どこかを見つめて。
どちらかというと肌が白くて、細い腕をして、真っ黒な髪を二つに結んで。
見入ってしまった。その女の子を。
こちらに顔を向けようとすると、ふと、目をそらせながら、
ずっと、見入ってしまった。
暫くした後、その女の子は立ち上がり、
床に置いていた二つの鞄を右肩にかけ、
座席の下に放置されていた空き缶二つと、座席の上の紙屑を拾って、
ある駅で降りていきました。
『似てる。』
一目見た時から、そう思っていました。
自分が思う過去の自分自身に。
過去の自分を、見ているようだった。
暗い窓に映った私は、女の子よりもずっと、
大人に近づいていた。
鏡に映して、もっとじっくり見るも、
やっぱり私は、あの頃とは確実に違っていた。
過去を背負って、過去に囚われて、
今を生きている気がするけれど、
時間は確実に流れていて、
私は後戻りできず、ただ、ただ、大人に近づいていくばかり。
今日と同じように部屋の整理をしていると、
ロンドンを発つ時にくれた、カードが出てきた。
3年の学校生活のほとんどを共に過ごしてきた友達。
彼女は、二人の性格が真逆だ、と言っていたけれど、
私は最後まで、彼女の根本を掴むコトはできなかった。
常に明るくバカな話をするけれど、本当は、いつも何かを考えていて、
私とは違う部分で、かなり敏感だったように思う。
いつも笑って、彼女の話を楽しく聞いていた。
彼女は、「ちーちゃんはね、・・・」て、話をしてくれた。
でも、私はずっと「独り」だと思っていた。
昼間の笑い話を他所に、常に独りで何かを想っていた。
彼女のカードの発掘によって、そんな孤独な時間さえも、羨んでしまった。
結局、何でもいい、過去にすがりたいだけ。
過去を羨むコトが、癖になってしまってる。
そんな気が、してきた。
同じように、今日も懐かしい手紙を発掘。
私の対応と言ったら、まるで相手にしていない風だったけれど、
彼はなぜか、ずっとずっと、私の内側を見ようと努めてくれた。
そんな根気強さに、私もロックを緩めていったんだ。
今の私の、ツボでした。
今になって、言い直された気がします。
「あのころは楽しかったな〜。
よし!今をあのころ以上に楽しもう」
そんな単純な考えが、私には抜けています。
私には、まだ抜けています。
この手紙を読んでいると、
私の思うコトが、あの頃から一個も変わっていないコトに気づきます。
きっと、何も、変わっていないんだね。
時間だけは、流れているというのに。
覚えていますか? 何を書いてくれたか。
今になって、少し照れ臭い話もあるけれど(笑)、
苦手なくせに、わざわざ手紙、ありがとう。(今更)
あなたのお陰で、私は一人、大切な友だちができました。
ほとんどはかどりません。(苦笑)
埃をかぶって、鼻水がとまりません。(涙)
夜の電車の中で、一人のセーラー服を着た小柄な女の子を見かけました。
投げ出した脚の間に鞄を置き、座席の隅で手すりに疲れた体を寄りかけ、
寝ているわけではなくて、その瞳を開いて、どこかを見つめて。
どちらかというと肌が白くて、細い腕をして、真っ黒な髪を二つに結んで。
見入ってしまった。その女の子を。
こちらに顔を向けようとすると、ふと、目をそらせながら、
ずっと、見入ってしまった。
暫くした後、その女の子は立ち上がり、
床に置いていた二つの鞄を右肩にかけ、
座席の下に放置されていた空き缶二つと、座席の上の紙屑を拾って、
ある駅で降りていきました。
『似てる。』
一目見た時から、そう思っていました。
自分が思う過去の自分自身に。
過去の自分を、見ているようだった。
暗い窓に映った私は、女の子よりもずっと、
大人に近づいていた。
鏡に映して、もっとじっくり見るも、
やっぱり私は、あの頃とは確実に違っていた。
過去を背負って、過去に囚われて、
今を生きている気がするけれど、
時間は確実に流れていて、
私は後戻りできず、ただ、ただ、大人に近づいていくばかり。
今日と同じように部屋の整理をしていると、
ロンドンを発つ時にくれた、カードが出てきた。
3年の学校生活のほとんどを共に過ごしてきた友達。
彼女は、二人の性格が真逆だ、と言っていたけれど、
私は最後まで、彼女の根本を掴むコトはできなかった。
常に明るくバカな話をするけれど、本当は、いつも何かを考えていて、
私とは違う部分で、かなり敏感だったように思う。
いつも笑って、彼女の話を楽しく聞いていた。
彼女は、「ちーちゃんはね、・・・」て、話をしてくれた。
でも、私はずっと「独り」だと思っていた。
昼間の笑い話を他所に、常に独りで何かを想っていた。
彼女のカードの発掘によって、そんな孤独な時間さえも、羨んでしまった。
結局、何でもいい、過去にすがりたいだけ。
過去を羨むコトが、癖になってしまってる。
そんな気が、してきた。
同じように、今日も懐かしい手紙を発掘。
私の対応と言ったら、まるで相手にしていない風だったけれど、
彼はなぜか、ずっとずっと、私の内側を見ようと努めてくれた。
そんな根気強さに、私もロックを緩めていったんだ。
今の私の、ツボでした。
今になって、言い直された気がします。
「あのころは楽しかったな〜。
よし!今をあのころ以上に楽しもう」
そんな単純な考えが、私には抜けています。
私には、まだ抜けています。
この手紙を読んでいると、
私の思うコトが、あの頃から一個も変わっていないコトに気づきます。
きっと、何も、変わっていないんだね。
時間だけは、流れているというのに。
覚えていますか? 何を書いてくれたか。
今になって、少し照れ臭い話もあるけれど(笑)、
苦手なくせに、わざわざ手紙、ありがとう。(今更)
あなたのお陰で、私は一人、大切な友だちができました。
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